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スナックの営業許可

1.スナック等について

 風営法上,スナックとキャバクラ等の名称の別に関する定義はありませんが,一口にスナックと言っても,その経営スタイルは様々で,複数人のホステスが勤務する店からママが1人で経営する小規模なものもあります。又,外国人が接待する店もあれば,バーやラウンジ等と称するものもあります。
 これら名称に関しては,例えば,行政書士でない者は,行政書士事務所を称して看板をだすことが出来ないという名称の独占的使用の規制があることに対して,誰でも自由に称することが可能です。
 ですから,他の法令に抵触しない限り,自由に店舗名を称することが出来ますが,その営業実態に伴い,風営法の適用をうけることとなり,行政手続きが必要となることが殆どです。
 後述いたしますが,あえてキャバクラ等の説明と別ページを設けましたのは,スナックの場合,ママ等の経営者が一人で経営する店も多数あり,そういった店に関しては,風営法上,必ずしもキャバクラ等と同じ扱いであるとは限らないが故です。

2.営業許可の手続きをする役所

 風営法上の行政手続きは,基本的に全て店が所在する地域を管轄する警察署においてします。どうしても,「風俗営業」「風営法」という語感や印象から,性的サービスを提供する店にだけ適用される法律であるとの誤解をされている方も多数おられますが,必ずしも性的サービスをしていない店であっても,その多くの店が警察署における手続きを必要としており,無許可による営業は犯罪行為となってしまいます。
 本来であれば,新規に開業をする際に営業許可を取得する必要がありますが,弊所においては,現に無許可で営業をしてしまっている経営者からの依頼を受任する機会もございますので,1日でも早く違法な状態を改善できるように尽力いたします。
 なお,いずれにせよ,飲食店であることが前提ですから,保健所における食品営業許可の申請は別途必要となります。

3.一人経営のスナックについて

 これからスナック等を経営しようと予定されている方のなかには,小規模店舗でママ等が一人の自営業として開始しようとされる方もおられるかと思います。その場合には,その営業形態をもってして,手続きが異なることがございますのでご確認ください。
 千葉県内においては,カウンター席のみの客員10人以下の小規模店舗というのは,決して珍しくありません。その場合,ママ等の経営者が基本的にはカウンターの内側から出て来ない場合で,一定のルールの範疇で営業する場合には,必ずしも許可申請をしなくとも良い場合というのもございます。

4.スナック等の営業許可

 上述のとおり,スナック等に関しては,店名の呼称にかかわらず,その営業実態をもってして,風営法上の行政手続きに関し,主に3種類に分類することが出来ます。

5.風営法上の分類による規制の要点

 前項の3分類のいずれに該当するかによって,その規制等が異なります。主に,客に対するサービス内容での「接待」,そして,深夜にかかる営業時間,これらを分類の目安にして頂ければと思います。

 上記(ア)の2号風俗営業許可については,キャバクラ等と同じ営業形態で,ホステスが在籍する店舗に良く見受けられるような,客の隣に座って談笑し,カラオケのデュエットをする等の接待をすることが可能です。
 しかし,その営業時間は,深夜0時(地域によって1時)までに限られ,その店の所在地等に関しても,学校や病院の近くに出店してはいけない等の厳しい規制が設けられております。

 上記(イ)の深夜酒類提供飲食店については,一般的なバーと同じ営業形態であるが,店の名称をスナック等と称している場合です。上記(ア)のような接待をすることは出来ず,一人経営のママ等がカウンターの内側から出て来ないで,基本的には酒やつまみを提供するのみで,その他も客に対する接待に関しての規制を受けます。客の煙草に火をつけるような行為すらも,しない営業です。
 しかし,上記(ア)と違い,その営業時間の規制はなく,深夜も営業することが出来,また,店の所在地の規制についても上記(ア)程に厳しいものではありません。

 上記(ウ)については,店の名称をスナック等と称しているものの,その実態は,夜間も営業しているラーメン屋や定食屋等と同じ営業形態である場合です。なかには小料理屋等でこれに該当する場合もありますが,スナック等の看板を出す以上,実際問題,周囲の監視の目も厳しくなると思います。風営法上の営業時間や所在地の規制はありません。

6.スナックとバーの複合的経営は出来ない

 基本的には,上記の分類を複合的に経営することは出来ません。つまり,深夜0時までをキャバクラのスタイル,それ以降の時間帯をバーのスタイルとすることは出来ません。同一店舗において,そのような営業形態をしようとする場合には,営業者を別にし,又,客に関しても,深夜0時に精算し,一度退店してもらう等の必要もでてきます。
 但し,同一の営業者で深夜0時までをスナック,それ以降の時間をラーメン屋等の通常の飲食店営業とすることは,理論上可能です。この場合でも,客に関しては,上記同様に精算等は必要となります。
 しかし,多くの風営法違反の摘発事例をみれば,スナック等の営業で深夜0時以降を通常の飲食店営業であるとする主張が認められることは難しく,実際のところ,単に深夜時間帯に違法にスナック等の営業を継続したまま,営業時間に関する規制を無視しているものが殆どです。

7.カラオケの設置について

 実務上,多くの方が誤解されている例として,カラオケ設置の有無によって手続必要性の判断をするかのようなものがありますが,単にカラオケ装置が店に有るか無いかは関係なく,カラオケの使用方法によって上記分類が異なります。
 店にカラオケを設置し,1曲幾らで客が歌えるという状態であるというだけであれば,風営法上の上記分類に関する影響はなく,通常の飲食店でも,宴会用の個室にカラオケ機器が設置している店が存在するのもこれによるものです。
 ですから,単に設置し,客に対して,ご自由にどうぞ。という感じであれば,上記分類の(イ),又は,(ウ)に該当することもあります。
 しかし,従業員が,客に対して,カラオケを歌うことを求めたり,客の求めに応じて歌ったり,或いは,従業員と客とでデュエットをする等という場合には,これは風営法上の「接待行為」となりますので,上記(ア)の風俗営業許可申請が必要となります。
 この「接待行為」に該当する行為とそうでない行為の境界判断が非常に難しいものであり,手拍子,カラオケの選曲登録等の機器操作等に至るまで,細かく風営法の解釈・運用基準というものが存在します。

8.昼間にカラオケ教室等をする場合

 スナックを昼間にカラオケ教室等として利用することも可能です。
 この場合には,特段の風営法上の手続きを必要としませんが,カラオケ教室と称しておきながら,その実,昼間から営業しているスナックと何ら変わりないのであれば,それは風営法が適用されます。風営法は,夜に営業する店にだけ適用される法律ではありません。
 しかし,教室ではなく,カラオケ喫茶等となると,前項のような客に対する接待行為をするという実情がある場合には,昼間の営業であっても風俗営業許可が必要となる場合が出てくるかもしれません。

9.無許可営業に関する罰則等

 風俗営業の無許可営業に関する取締りは頻繁に行われており,その罰則は,2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金に処し,又はこれを併科することが法定されています。
 これは,刑法上の罪である脅迫罪(第222条)が,2年以下の懲役又は30万円以下の罰金ですから,それと比較しても,その罪の重さがおわかり頂けるかと思います。
 あくまでも筆者の経験的なものではございますが,近時の千葉県内の取締りの実情といたしましては,無許可営業により,即座に摘発されて逮捕されるというよりは,悪質な違法営業をしていなければ,営業停止の指示や警告を受け,「許可を取得するまでは営業しない」,又は,「直ちに廃業する」旨の誓約書を警察署長宛に提出させられるかたちの取締りのかたちもあるようです。そして,当該誓約に違約するかたちで営業を継続した場合に摘発・逮捕されるということもあるようです。
 弊所においては,そのような誓約書を提出した段階における,許可取得の依頼というのも可能な限り受任対応するよう努めております。但し,依頼人の嘘というのを絶対的に嫌いますので,そういった事情があるにもかかわらず,それを黙して告げない等に関しては,受任をお断りしております。
 このような警告・誓約といった段階的な取締りに関しても,風営法の改正議論が頻繁になされ,風俗浄化作戦等も実施されている近況を鑑みれば,今後は,即座に摘発されるかたちに移行していく可能性も十分にあるように思います。

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